歩行凧


歩行凧の作り方
≪特徴≫
・この凧は歩きながら揚げられる気楽な凧に見えますが、実は凧は小さいほど誤差が影響してきます。1mmの狂いで上手に揚げることは難しくなります。風も1m/秒程度の微風に適応していますので、屋外で揚げたり、走ってあげたりすることは勧められません。簡単そうに見えますがかなりマニアックな神経質な凧であり、そこが面白さであることをあらかじめ承知してください。


≪材料≫

・かな習字用和紙1/4枚   

・フィルム1(写真フィルム縦10cm3mmに切ったもの)

・厚紙2(12cm12cm、凧のケースになる)

・厚紙1(3cm3cm、糸巻きになる)

・糸1.5m(できるだけ軽いものが良い)

・セロテープ、ガムテープ、はさみ

≪作り方≫

@和紙を二つ折りにして、設計図をていねいに写し取る。外側の線にそって重ねたまま、はさみで切り取る。重ねて切ることによって完全な左右対称になるはず・・・

 

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A点線にそって和紙を折り、開いて図のように折り返す。

DSC_9087-1000.jpg

B写真用フィルムを縦10cm3mmに切る。幅が少しでもずれたら作り直す。

C設計図の位置にセロテープで貼り付ける。セロテープはできるだけ小さく切って使うようにする。

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D絵を表側からかく。

E糸のはしを糸巻きの厚紙に結び付ける。

Fもう一方の糸のはしをセロテープで凧の安定板に貼り付ける。(0.1mmでもずれたら凧は上手にあがらないので、実物大設計図の→の位置をはじめに写し取っておくとよい。)

DSC_9084-1000.jpgDSC_9085-1000.jpg

G2枚の厚紙の2辺をガムテープでとじて、凧のケースを作る。

 

≪実物大設計図≫

  ・実物大の型紙として使用するときは縦の長さを12pに指定して印刷する。

・→の位置が糸セロテープで貼り付ける場所で、糸目位置という。糸目位置はは0.1mmずれても、あがり方が変わってくるので注意が必要である。


 

≪遊び方≫

・この凧は室内で歩いてあげる凧です。

・屋外であげたり、走ってあげると、こわれて二度とあがらなくなります。

1mくらい糸を出してゆっくりと歩くと、フワフワとあがりだします。少しずつ糸を長くしていきましょう。

・遊び終わったり、移動するときはケースにていねいにしまいましょう。

≪図柄≫
・どんなデザインでも描くことはできますが、遠くから見ても目立つような大きなデザインが向いています。

 
 
 
 
       
       
       

『ふなっしー』 

『クマモン』
 
『バリーさん』

横浜市戸塚区マスコット『うなしー』 
       

 


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