歩行凧の作り方
≪特徴≫
・この凧は歩きながら揚げられる気楽な凧に見えますが、実は凧は小さいほど誤差が影響してきます。1mmの狂いで上手に揚げることは難しくなります。風も1m/秒程度の微風に適応していますので、屋外で揚げたり、走ってあげたりすることは勧められません。簡単そうに見えますがかなりマニアックな神経質な凧であり、そこが面白さであることをあらかじめ承知してください。
≪材料≫
・かな習字用和紙1/4枚
・フィルム1本(写真フィルム縦10cm幅3mmに切ったもの)
・厚紙2枚(縦12cm横12cm、凧のケースになる)
・厚紙1枚(縦3cm横3cm、糸巻きになる)
・糸1.5m(できるだけ軽いものが良い)
・セロテープ、ガムテープ、はさみ
≪作り方≫
@和紙を二つ折りにして、設計図をていねいに写し取る。外側の線にそって重ねたまま、はさみで切り取る。 |
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A点線にそって和紙を折り、開いて図のように折り返す。 |
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B写真用フィルムを縦10cm幅3mmに切る。幅が少しでもずれたら作り直す。 C設計図の位置にセロテープで貼り付ける。セロテープはできるだけ小さく切って使うようにする。 |
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D絵を表側からかく。 |
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E糸のはしを糸巻きの厚紙に結び付ける。 Fもう一方の糸のはしをセロテープで凧の安定板に貼り付ける。(0.1mmでもずれたら凧は上手にあがらないので、実物大設計図の→の位置をはじめに写し取っておくとよい。) |
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G2枚の厚紙の2辺をガムテープでとじて、凧のケースを作る。 |
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≪実物大設計図≫
・実物大の型紙として使用するときは縦の長さを12pに指定して印刷する。 ・→の位置が糸セロテープで貼り付ける場所で、糸目位置という。糸目位置はは0.1mmずれても、あがり方が変わってくるので注意が必要である。 |
≪遊び方≫
・この凧は室内で歩いてあげる凧です。
・屋外であげたり、走ってあげると、こわれて二度とあがらなくなります。
・1mくらい糸を出してゆっくりと歩くと、フワフワとあがりだします。少しずつ糸を長くしていきましょう。
・遊び終わったり、移動するときはケースにていねいにしまいましょう。
≪図柄≫
・どんなデザインでも描くことはできますが、遠くから見ても目立つような大きなデザインが向いています。
『ふなっしー』 |
『クマモン』 |
『バリーさん』 |
横浜市戸塚区マスコット『うなしー』 |